夫は、ペルーの青い空の下で野球をやることを夢見ていた。妻は、こ の夫の奇妙な夢を許せないと思っているのだが、それでも2人は愛 し合っていた。夫はペンキ屋、そして、彼のチームは、弱小の草野球
球団であった。隣町のチームと、負けたらペルーに遠征することを 断念するという賭けをしてしまった夫は、必死になってエースを見 つけようとする。そんなとき、街角を口笛を吹きながらやってくる
若い男に出会う。驚喜した夫は、若い男をアパートに当分泊めるこ とにして、3人の共同生活が始まった。妻は、「夢を見ることはきらい だ」と言う若い男と同感で、ついに夫に「なぜペルーに行きたいの
か」問いただした。翌日の朝、妻は、夫に、別れてくれるよう話をする・・・・
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