夕空晴れて

上演日

1990年9月1日〜1991年4月12日

キャスティング

長戸勝彦(京介)

水谷 敦(晃司)

金井見稚子(加奈子)

大塚晶子(南)

友 愛里(沙保)

霧生多歓子(郁代)

萩原好峰(倉本)

名和利志子(まどか)

小野剛民(太一郎)

北野由美子(涼子)

久松有希(真紀)

佐藤恵美(京子)

豊島 聡

日向 勉

ナンバー

夕空晴れてのテーマ

DANCE・探偵

恋歌

なぜ?

ストーリー

 ウォーターフロントの一角に京介と晃司が開いている小さな探偵事務所があった。と言っても、夫の浮気調査や、会社からの新しく入れる社員の素行調査などといった、ありきたりの仕事しかなかった。

  ある日そこへ加奈子(金井)が行方不明の猫を探してもらいたいという依頼にやってくる。金のためにしぶしぶ二人が猫を捜し始めるところから物語が始まる―――。

 探偵事務所の下は太一郎と郁代の夫婦が不動産屋を営んでいる。郁代は再婚であり娘の京子にとっては継母で、京子は五年たった今でも、

お母さんと呼んだことがない。近くに南と涼子が開いている結婚相談所がある。そこには倉本という結婚願望の男が毎日のように現れれては二人を悩ませていた。

 京介はカフェテラスのウェイトレス・まどかを好きなのだが、まどかは自分がブスだと信じているせいか、ただ笑ってすませるのが、京介の一番の悩みである。

 さて、ある日、沙保が、五歳の時に失踪した父親を捜してくれと探偵事務所に依頼にやって来る・・・。